北京市 北京金融法院が正式に成立 1件目の事件を受理
公布日:2021.3.18
公布部門:北京市高級人民法院
概 要
北京市高級人民法院は3月18日午前、記者会見を開き、北京金融法院が正式に成立したことを公表した。発表によると、某資産管理会社による、某銀行股份有限公司、某会計士事務所、某聯合資産評価有限公司、某法律事務所を被告とした証券虚偽報告責任に関する争いの訴えが、オンラインによる立案に成功し、北京金融法院が受理した初めての事件となった。
北京金融法院は、金融の実体経済への貢献、金融リスクの制御、金融改革の深化の3つの任務に重点を置き、金融の審判という機能を十分に発揮し、国の金融戦略を実施し、国の金融管理センター機能の建設を強化し、首都が高品質に発展するための優良な司法サービスと有力な司法による保障を提供し、首都が社会主義の現代化を先行して基本的に実現するために為すべき貢献を為さしめる。新設された北京金融法院は、北京市の中級人民法院が管轄すべき金融民事・商事事件及び金融関連行政事件を専門に管轄する。
「北京法院オンライン立案業務弁法」によると、金融民事・商事事件、強制執行実施事件については、北京法院審判情報網又は北京移動微法院のオンライン立案システムにログインしてオンラインによる立案を行うことができ、当事者は、家から出ることなく立案を完了できる。また、オンラインにより立案された事件は全て、後続の審理実施過程において、当事者が人民法院に紙の起訴書類を何度も提出する必要がなく、全過程におけるオンライン処理を真に実現し、ビジネス環境の改善に貢献している。