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ホームページ > 論文/書籍 > 法律考察 > 『海外機関投資家による国内証券・先物投資の資金管理に関する規定』

『海外機関投資家による国内証券・先物投資の資金管理に関する規定』

 2024-09-028
[要約]海外機関投資家が中国の金融市場に投資する利便性を高め、段階的に金融市場の開放度を拡大する

     資本市場の開放を推進するために、中国は、2002年と2011年にそれぞれ、適格海外機関投資家(QFII)制度及び人民元適格外国機関投資家(RQFII)制度を実施した。実践では、海外機関投資家の主体登記、口座管理、為替管理及び外国為替リスク管理などの方面にはいくつかの問題が存在する。中国金融市場への海外機関投資家の投資の利便性を高め、金融市場の開放を段階的に拡大するために、中国人民銀行と国家外貨管理局は2024年7月26日に「海外機関投資家による国内証券・先物投資の資金管理に関する規定」を改訂し発布した。当該規定は2024年8月26日から施行された。主な内容は以下の通りである。

業務登記手続きの簡素化:適格海外機関投資家(QFII)及び人民元適格海外機関投資家(RQFII)の業務登記は、主要報告者(託管人)がデジタル外管プラットフォームで行うこと、変更登記及び抹消登記のプロセスが明確化した。

口座管理の最適化:証券取引及びデリバティブ取引の人民元専用預金口座を統合し、投資に必要な口座の数を減らす。

為替管理の改善:QFII/RQFIIの越境資金流動の管理を改善し、為替通貨の管理規則を最適化する。

外国為替リスク管理の統一:QFII/RQFIIは、銀行間債券市場直接参入(CIBM)と同じ外国為替リスク管理方法を採用するように統一し、QFII/RQFIIが、外国為替取引資格を持つ他の国内金融機関を通じて、銀行間外国為替市場と即時取引又は外国為替デリバティブ取引を行うことを許可する。


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