横琴広東・マカオ高度合作区において「横琴広東・マカオ高度合作区外商投資持分投資型企業試験実施弁法(暫定)」が制定
概 要
横琴広東・マカオ高度合作区において「横琴広東・マカオ高度合作区外商投資持分投資型企業試験実施弁法(暫定)」が制定された。2022年1月29日より施行され、有効期間は3年である。
「弁法」では、試験実施の条件、運用方法、申請、及び管理等の内容を定めている。紹介によると、「弁法」は、「障壁がなく、制限もなく、投資先が豊富である」という特色を備えている。参入障壁については、海外の株主やパートナーが管理する資産規模、保有する資産規模、保有する金融ライセンス等に対して強制的な要求を設けない。登録資本については、海外投資家の登録資本金、初回の出資比率や出資期限についての制限を設けない。投資業務については、未上場企業の持分、発行や取引が未公開の上場会社の株式、転換社債、株式ファンド持分等、多様な業務が含まれている。
その他にも、「弁法」では、中国国内と国外の資本に対する無差別管理を実施しており、「外資で外資を管理する」業務モデル以外に、更に「外資で内資を管理」「内資で外資を管理」することを許可している。つまり、外商投資株式投資管理企業を発起人として、中国国内資本のプライベートエクイティファンドやベンチャーキャピタルファンドを開設又は受託管理することを許可し、さらに中国国内の全ての地域に属する中国国内資本のプライベートエクイティファンドやベンチャーキャピタルファンドの管理者が、合作区において外商投資株式投資企業を開設又は受託管理することを許可した。