広東省 『広東省における循環経済発展実施方案(2022-2025年)』
[要約]資源の利用効率および再生資源の利用水準の引き上げを図る
概 要
広東省発展改革委員会は11月3日、『広東省における循環経済発展実施方案(2022-2025年)』(粤発改資環[2022]390号。以下、方案)を公布した。
「方案」は、資源の利用効率引き上げを主とし、減量化・再利用・資源化の原則による経済社会の全面的なグリーントランスフォーメーションの実現を目標に、グリーン・低炭素循環経済体系の健全な構築を加速し、ダブルカーボン目標・美しい広東の建設を実現するため強固なリソースの保障を提供する、としている。
「方案」はその目標として、2025年までに2020年比で資源算出率を20%引き上げ、GDP単位あたりのエネルギー消費・二酸化炭素ガス排出・水使用量で国家が目標とする任務を完了し、一般工業固体廃棄物の総合利用率を80%超、農作物穀稈の総合利用率を86%以上で安定させ、都市生活ごみの資源化利用比率を60%以上、固体廃棄物の年間利用量を3億トン程度、鉄スクラップ・銅屑・アルミ屑など9種の再生資源循環利用量を5,500万トン程度とすることなどを掲げている。